実技試験の練習時、私は、ロープレを15分間続けることがなかなかできませんでした。
沈黙でロープレが止まってしまうのが怖かったため、「今度は何を質問しようか・・・」と考えてしまいました。
心の矢印はクライエントではなく、キャリアコンサルタント役である自分自身に向いていたのです。
何を質問しようかと思えば思うほど、クローズド・クエスチョンが増えていきます。
クローズド・クエスチョンばかりでは、クライエントとのやりとりがしだいに一問一答のような感じになり、
さらに自分が苦しくなってきます。
実技試験の練習をされている受験生の方も、そのような経験があると思います。
その時先輩から、キャリアコンサルタント中心の質問ではなくて、
クライエントの自己探索を深めるような質問をしようとアドバイスをもらいました。
その時教えてもらった、自己探索につながる質問例はこのようなものです。
自己探索につながる質問例
・どんなやりとりがあったのでしょうか?
・どんな話し合いがあったのでしょうか?
・どんな想いで対応されていたんでしょうか?
・むなしいとは、どんな時に感じるのですか?
・その中で心配なことは色々あると思うんですが、一番気になるのはどんなことでしょうか?
・悪いなあっていうのは、どういったお気持ちなんですか?
・営業に向いてないって思われるのは、どうしてなんですか?
・他に不安に思っていらっしゃることはありますか?
・他に困っていることはありますか?
・他に向いてないと思われることはありますか?
その時、なるほど、このような問いかけ方があるのかと、視界が開けた感じがしました。