以前、このブログでかかわり方について共有しました。今回もキャリアコンサルタントのかかわり方について、ご紹介いたします。まずは、逐語録から見てみましょう。
CL:色々やってみたいけど、いざやってみようとなると、なかなか行動に移せないんです。いつも、そうだからなあ~。
クライエントがこのように話されたら、皆さんはどう応答されますか?一緒に考えてみてください。
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CL:色々やってみたいけど、いざやってみようとなると、なかなか行動に移せないんです。いつも、そうだからなあ~。
応答するポイントがいくつかありますよね。
例えば、「色々やってみたいけど」「なかなか行動に移せない」「いつも、そうだから」
① CC:色々やってみたいことがあるんですね。色々やってみたいとは?
② CC:いざやってみようとなると、なかなか行動に移せないんですね。それってどんなふうな感じ?
③ CC:いつもなかなか行動に移せないんですね。いつも、そうっていうのは?
それぞれのかかわり方によって、クライエントが話しをする方向が違ってくるような感じがします。
例えば①だと、いろいろやってみたいというクライエントの前向きな部分に焦点があたっています。また、②や③だと、行動できないという少し否定的な部分に焦点があたっているような感じです。
これは、肯定的な部分がよくて、否定的な部分が悪いというようなことではなく、クライエントが話したいことは、どんなことだろうという部分かと思います。そのためには、クライエントの表情や声の調子など、よく観察して話しを聴くことがたいせつだと思います。