先日、社内研修について話しをしました。今回は、研修をデザインするにあたり、私が研修担当者として考えていたことを共有します。
研修前に考えること
1.研修の目的
2.研修の目標
3.研修後の評価方法
4.受講対象者
1.研修の目的
なんのためにその研修を行うのかを考えます。なぜ、この研修で学ぶことが必要なのか、どのように変化してもらうのか、なぜその研修を企画したのかなどの切り口からまとめます。
2.研修の目標
研修の目的を達成するために必要な事柄を、知識、技術、価値観の3つの切り口から考えます。
(1)知識(ナレッジ/knowledge)
(2)技術(スキル/skill)
(3)価値観(バリュー/values)
私は、K-S-Vと呼んでいます。
3.研修後の評価方法
受講者が、研修の目標別に学んだことを活かせているかどうかの確認方法を考えます。学んだことを現場で活かすことは、研修の目的にも通じるからです。研修で学んだことを、第3者が目に見える形で確認できることが、望ましいと思います。
次回以降で、上記の考え方を使いながら、研修の企画例を紹介できればと思います。
※少し修正します。研修の目標(2)行動を、(2)技術としたいと思います。石田淳さんの本『行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術』を読みなおしたのがきっかけです。このほうがピタリとくるなあと思いました。